慶應義塾大学通信教育課程

satoshinoshin’s diary

慶應義塾大学通信教育課程文学部第1類在学中

Anniversary

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結婚5周年記念でした。

料理は言うまでもなく美味しく、かつ、眺めが良い席を用意していただき天気もとても良かったため、とても素敵な時間を過ごすことができました。

お店の方ありがとうございました。

 

5年前とあまり変わってない気もしますが、5年という時間は間違いなく流れ、妻のお腹の中にはもう少しで生まれる命があるなど、確かに変化は生じていると改めて考えることができました。

 

来年はどうなっているのか、そして、さらに5年後はどうなっているのか。とても楽しみです。

 

さて、レポートの締め切りが11月26日ですが、勇気を持って今回は見送ることに決めました。

秋に入学して、ようやくなんとなく慶應通信の全体像がぼんやり見えてきた気がします。このような状態で即席のレポートを作って中途半端な評価をいただいても納得がいかない訳なので、特に卒業期限の定められていない環境だからこそできること、納得のいくレポートを提出しようと思いました。次に必ず提出します。

 

とはいえ、参考文献を読むのになかなか時間がかかっているなぁという感じです。

でも本が面白いです。その中でも印象深いのが以下の一節です。

 

「わたしたちの欲望と能力とのあいだの不均衡のうちにこそ、わたしたちの不幸がある。」

「それはただ、能力をこえた余分の欲望をなくし、力と意思とを完全にひとしい状態におくことにある。そうすることによってはじめて、いっさいの力は活動状態にあり、しかも心は平静にたもたれ、人は調和のとれた状態に自分をみいだすことができる。」

(ルソー『エミール(上)』今野一雄訳、岩波文庫、1991年、104頁)

 

自分が欲しいと思ったものを手に入れることができないと、そこには悔しさや惨めさが生じて、人は自分が不幸であると感じる。

 

美味しいものを食べたい、いい家に住みたい、いい車に乗りたい、ファーストクラスで海外旅行に行きたい・・

 

考えたら切りがないです。

特に資本主義では欲望が止まらないです。

 

その中で幸福な状態で生きるためには自分の能力をよく理解すること。自分の能力以上の幸福は手に入れることができないことを承認すること。ただ、それは今の状態を言及しているだけです。今後、自分の能力が開発されていけば、それだけ幸福感は高まっていくということです。

上記のルソーの言葉をそのまま受け取ると、「自分はこんなもんか・・・」と諦めの念を抱いてしまいそうですが、それは違うと私は考えています。5年後、10年後、30年後とどれだけ自分の人生が幸福になっているのかとても楽しみです。自分が幸福になれるかについては、自分ではコントールできない外部の環境による影響があるのは確かですが、主には自分の考え方と努力次第だと考えています。

 

成長のスピードは子どもには到底敵わないことは承知しておりますが、生まれてくる子どもと一緒に、また、慶應通信の方々と一緒に成長し、自分の能力を開発していけたらと思っております。

 

長々と書いてしまいましたが、お伝えしたいことはつまり、「今日はとてもいい結婚記念日になりました。」ということです。

 

 

#帝国ホテル #嘉門 #慶應通信  #ルソー #エミール